作品のテーマ
再生
「眠りの森の美女」を元に
未来の地球の姿を描いたオリジナルの物語
「眠りの森の美女」と言えば主人公のオーロラ姫。
でも、この作品では、
一体のアンドロイドがオーロラを守り抜く、
人間とテクノロジーの進化を共生した
まったく新しい物語。
物語の主人公は一体のアンドロイド、
名前は ”シラノ”。
フランスの劇作家エドモン・ロスタンの戯曲
「シラノ・ド・ベルジュラク」
より名を取っています。
戯曲の中でシラノは、
文武両道でありながら自らの容貌に悩み、
一人の女性を胸中で恋い慕い続け生涯を終えていく、
騎士道精神や正義感の強い男として描かれます。
2019 年ダンサーの中川賢がシラノ役を好演。
今から 100 年後
人間とアンドロイドが共存するとある国の王様とお妃様の間に
待望のお姫 様が誕生し、
“オーロラ” と名付けられました。
オーロラには3人の妖精から素敵な贈り物が 与えられる・・・
そこに知的進化を遂げた
アンドロイドの “ハッカー” が現れ、オーロラに
「16 歳の誕生日の日没までに雷に打たれて死ぬ」
という恐ろしい予言を残して去っていく。
嘆き悲しむ王様とお妃のもとに
“菩提樹の精” がそっと寄り添い
「オーロラは死ぬのではなく 眠りにつくだけです」
という希望の魔法をかける。
菩提樹の精は一体のアンドロイドに騎士 の心を授け
“シラノ” と名付ける。
そして森の奥に身を隠し、オーロラを守り育てるよう命じ る・・・
しかし、オーロラは16 歳の誕生日に
ハッカーの予言通り雷に打たれてしまいます。
そして 菩提樹の精はオーロラを眠りにつかせる・・・
ハッカーはアンドロイドたちを自分の軍隊に作り変え、
世界は暗黒の時代へと向かう。
地球は砂漠化し、人類は絶滅したものと思われた・・・
シラノもまたハッカーの軍隊に改造されてしまいますが、
オーロラと共に過ごした思い出が
シラノに騎士の心を蘇らせます。
物語の結末の落とし所に、誰もが涙する
感動の地球再生物語です!
実施実績
・2018 年 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
芸術文化振興基金助成事業
〈インドネシア共同制作〉
リアント(2年目)、インドネシア伝統芸能団 Hana Joss(ローフィット・イブラヒム、佐々木宏美)
〈次世代振付家共同制作〉
ドイツのダンスカンパニー「Tanz Bielefeld」(芸術監督:Simone Sandroni)でダンサーとして活動する西 館典子が一部シーンを振付。
〈多分野共同制作〉
飯田将茂(映像) 主演は、酒井はな
・2019 年 公益社団法人神奈川県芸術舞踊協会アートダンスカナガワ (神奈川県民ホール) 〈次世代振付家共同制作〉 金森穣率いるダンスカンパニーノイズム出身、舞踊家の中川賢が一部シーンを振付。 〈多分野共同制作〉
飯田将茂(映像)
主演は、中川 賢
半年間、東京、神奈川、千葉、各地でレパートリー講習会を実施。出演者数 170 人、観客動員数 1400 人。照明家の森規幸氏が、日本照明家協会大賞(文部科学大臣賞)を受賞。