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舞台芸術体
プランニング

舞台芸術の創造に従事する中では、現場において多様な⽂化的背景と価値観をもつ⼈々が共⽣することはごく⾃然なことです。「違い」は、刺激を与え合い切磋琢磨するクリエーションの原動⼒になってきました。基本このような側⾯が、今の時代に必要なコミュニケーション能⼒の醸成やグローバルな共⽣社会を⽣き抜くための「学び」のあり⽅に活かせると考えています。

私たちナチュラルダンステアトルのメンバーは、15 年間に渡り全国各地の学校を対象に、「ワークショップと公演鑑賞がセットになって完成する芸術体験プログラム」を実施して来ました。体育館を劇場に変える、⼦供たちにワークショップで覚えた踊りを公演で披露してもらうなど、実施形態の⼯夫に⼿間を惜しまない理由は、⼦供たちや教育関係者の⽅々に対⾯のコミュニケーションの必然性を理解してもらうことを⾮常に重要なミッションの⼀つと考えているからです。

事業全体を通じてコミュニケーションを重視した進⾏内容で共有体験を促し、全⾝を使って踊るダンサーの表現⼒、作品や物語が伝えようとする真意を想像する受容⼒など、⾔葉を必要としないダンスの特性を最⼤限に発揮しDNAレベルでの共感を⽣み出します。

このようなパフォーミングアーツ(=⾝体を使った芸術)の学習法は、様々な⾔語や⽂化、慣習を持つ⼈々が、違いを認め合い、互いを尊重するための有効的な⼿段として、⼦供の頃から学ばせようという⼈々の努⼒によって、主に多⺠族国家を中⼼に教育に根付いてきました。⼈と⼈との調和や友好的な教育思考は、⼦供⾃⾝のアイデンティティや価値観の形成にも⼤きな影響を与える機会となります。急速に変化するグローバル社会に対応する⼈材を育てるために必要不可⽋な教育です。⼦供たちが芸術家と⼀緒にアクティブなコミュニケーションを通じて芸術体験出来ることは、⼦供育成の観点においても⾮常に有意義です。

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