ナチュラルダンステアトル・ステージアーツ2017
どぼん
舞台『どぼん』は、ダンス・演劇・映像・照明・映像・アニメーション・かぶり物、など、多分野共同制作により異次元体験をテーマに創られたダンスで物語を表現するエンターテインメントです。
アニメーション:川野博也、白井亮祐
映像:飯田将茂
Information
『どぼん』は、ある男の奇談を描いたオリジナルの物語です。子供の頃に川で魚やザリガニをとった記憶、それと共に私たちの足元の下に埋められて行った懐かしい者たち。ノスタルジックなパノラマ奇談が、観客の心をアンダーグラウンドへ誘います。
かぶりもの:ニシハラ☆ノリオ
Story
物語の主人公は、勤勉で真面目な〈サラリーマン〉。会社から電車で家の最寄駅に着く頃には、あたりは真っ暗になっていた。プラットホームに降り立ち、都会の喧騒から離れてほっとしたのも束の間、どぼんっ。男が落ちた先は、地中に埋められた名もない川。そこへ、かつて川に生息していた生き物が現れる。生き物たちは男を豪勢にもてなしながら、その実、男が人間の本性を表すのをじっとうかがっていた。案の定、男は現実の世界では叶わなかった変身願望を、この別世界で叶えようと王に君臨する。そこに〈いのちの精霊〉が現れ念仏を唱えると枯渇した〈川の記憶〉が蘇る。男の運命やいかに・・・
Concept
子供の頃にザリガニを採って遊んでいたのは、ここら辺ではなかったか?
きれいに舗装された道を車で走りながら、今となっては記憶でしか辿れない場所に想いを馳せる、平和で豊かな別天地、俗界を離れた別世界のように想像のパノラマを膨らませ、『パノラマ島奇談』(著/江戸川乱歩)、『雨月物語』夢応の鯉魚(著/上田秋成)にヒントを得ました。
照明:森 規幸
いのちの精霊:リアント
サラリーマン:丸山和彰
川の記憶:川野眞子
2018年 ナチュラルダンステアトル ステージ アーツ2017 座・高円寺2